スカイ・ライダーズ

自転車に乗ります

MAVIC Zxelliumさん

今回は殆ど誰も見てくれないようなどうでもいいパーツの話をしようかと思う。小物がする小物の話ってやかましいわ。

タイムからマビクソにペダルを新調した。
皆様もあまり耳に挟んだことのないであろうこのZxellium=ゼリウムなる単語は、マビックのペダル、シューズ群に付けられた総称だ。なんかかっこいい。ZとかXが入る商品名にオタクは弱いものなのである。TIMEのZXRSとかVXRSなんてオタクホイホイの典型だろう。

そしてこのゼリウムのペダルは、そのTIMEのXpressoシリーズのOEM商品だ。

しかしゼリウムは2016年をもって全グレードがディスコンになっている。これは2015年末にTIMEがロシニョールっつースキーのブランドを複数持つグループ(ちなみにかのLOOKのスキー部門もこの傘下)に吸収されたことが発端で、MAVICの親会社であるアメアスポーツもスキーブランドを保有することから、ライバル企業の子会社同士が協力関係にあるのはまずいってなことになったため、と言われている。

さて、このZxelliumにもXpresso同様にグレードがあるわけだが、Xpressoと比較するとこちらは幾分か簡略化されている。TIMEで言うXpresso1,2の下位グレードがZxelliumには存在しない。

命名ルールはキシリウムなどのホイールによく似る。まずエントリーを担うのがZxellium Eliteで、TIMEで言うところのXpresso4に相当だ。ボディは樹脂、シャフトはスチール、踏み面プレートはステンレスである。

ここまでは全年において共通だが、こっからがどうも面倒臭い。マビクソはホイールにおいても年式においてコロコロ名前を変える上にグレード分けが分かりにくいと悪名高いだが、ペダルも同様なのだ。しかもホイールに比べて流通量が少ないため当然情報も少なく、掻き集めるのにかなり苦労した。

僕の調べたところによると、なんとモデルライフ末期も末期、末年である2016年モデルからマビックはグレード名を変更してきたようだ。これは恐らくキシリウムSLS→キシリウムPROに変更されたようにホイールの命名ルールが変更されたのを受けてのことであろう。具体例を挙げつつ説明してゆく。

下から二番目のグレード、つまりTIMEで言うところののXpresso6に相当するモデルなのだが、これがモデル末期まではZxellium SLとなっており、最終型のみZxellium PROとなっている。ボディは樹脂、シャフトは中空スチール、踏み面プレートはステンレスだ。

で、上からも下からも三番目で、Xpresso10に相当するミドルグレードモデルがZxellium SLR、最終型のみZxellium PRO SLとなる。これより上位はボディがカーボン、プレートがアルミとなり、更にMAVICのプロ競技向けを意味するSSC、Special Service Courseの称号が付く。SLR=PRO SLでは、シャフトはSL=PROと同一の中空スチールとなっている。

今回僕が購入したセカンドグレード、Xpresso 12に相当するモデルがZxellium SLR Ti、最終型のみZxellium PRO SL Tiである。なげーよ。これはTiの名が示す通り、SLR=PRO SLと同一のカーボンボディアルミプレートで、シャフトのみ中空チタンとなるモデルだ。

そしてトップモデルがXpresso15に相当するZxellium ULTIMATEである。これは年式に依らず名称が統一されている。ボディは更に軽量なカーボン素材へと変更され、ベアリングはセラミックスピード社製のセラミックベアリングへと変更されるなど、究極の名を冠するにふさわしいと言えるだろう内容になっている。

 

さて、Xpresso4からXpresso12相当であるZxellium SLR Tiに変更し早速乗ってみると、ある程度予想は付いてはいたが、使用感などは全く変わらなかった。ステップイン、アウトの軽さ、フロート具合など全く同じなのだ。むしろ走行距離を重ねベアリングにアタリの付いてきたXpresso4と比較すると回転が渋いくらいである。

基本構造は共通、背面のカーボンバネについても共通なのでまあ分かりきっていた結果ではあるが、マビック並びにタイムのペダルをグレードアップしても、ビジュアル面、重量はともかくとして使用感においての向上は得られないというのが今回の結論である(ベアリングがセラミックスピードになるアルチメイト/15については話が別かもしれないが)。

短くなってしまったが、特に言及することもないので今回はここで締め括る。

余談だが、この記事から文体を変え、丁寧語を使用しないことにした点についてはご了承頂きたい。単に文字数が多くて疲れるという理由である。