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乗り物がない人生なんてつまらない。ロードバイク日記。たまにクルマや音楽、ガジェットも。

CAAD OPTIMOに半年乗って考えた1台目のロードバイクの選び方

こないだ買ったMiBandなんですけど、早くもシリコンのバンド部が破損しちゃいました。大手Xiaomiと言えども中華は中華、ってことなんですかね。

 

閑話休題。今回はエントリーモデルを選択して後悔したのか、というお話をCAAD OPTIMOの所感に絡めつつしていこうかと思います。

 

先に言っておきますが、 おれがロードバイクに乗るのはこれが初めてですし、他のバイクはちょい乗り程度にしか乗ったことがありません。つー訳で必然的に相対評価ではなくオプティモ基準の絶対評価になります。なので、以下の駄文はインプレなんて高尚なもんじゃあなくて感想文くらいに受け止めてください。

 キャノンデールロードバイクラインナップの中でエントリーモデル、悪く言えば最下層を担っているのがオプティモです。コンポは105,Tiagra,SORAの松竹梅と用意されており、おれが選んだのは竹のTiagraモデルです。

 

結論から申しますと、エントリーモデルのオプティモを選択したのは正解だったと思っています。細かく見ていくと後悔した部分は無いでもないんですが、総合的に見ればなかなかベターなチョイスでした。オプティモのようなエントリーモデルでも十分にロードバイクの楽しみは享受できます。

最初の数日なんて、ペダル漕いだら進んだ!!なんだこれ速ぇ〜〜wwwみたいなノリでいくらでも乗ってられます。そんでケツやらを痛める訳ですね。

何が言いたいかというと、初めてロードバイクに乗る人間にとって、それはある種の未知との遭遇なんです。

例え話をしましょう。ポケベルと公衆電話で連絡を取り合っていた25年くらい昔の高校生に、今のガラケーiPhoneを渡すとします。彼らはどちらを受け取ってもたぶん同じようにめちゃくちゃ感動するはずです。また、ガラケーよりも機能てんこ盛りのiPhoneは彼らの手には余るでしょう。扱いに慣れないうちにうっかり落としてしまった時に、ガラケーはそう簡単には壊れませんが、iPhoneは割とあっけなく画面が割れてしまいますよね。

これをチャリンコに置き換えてもほぼ同じで、エントリーロードでも高価なカーボンロードでも、ママチャリなどから一気に別次元に飛ぶのは同じなので、得られる感動は多分大して変わらないはずです。いきなりガッチガチのカーボンフレームを渡されてもズブのシロートには持て余しますし、慣れないうちにうっかり落車したらクラックが入って高価なフレームがおじゃん、ということも有り得ます。

要は最初なら何乗っても感想はそんなに変わんないよってことです。だったら、ハマるかハマらないかも分からない趣味にいきなり30万とか掛けるよりも、その半額くらいで買えて頑丈で同じように楽しめるエントリーロードを買った方が良いんじゃないか、と腑抜けのおれなんかは考えるわけです。高くていい自転車はそのありがたみが分かるようになってからでいい、と。

もちろん、これからもロードバイクを絶対に続ける確証がある、なんて方は50万とか100万とかの自転車を買うのも全然アリだと思いますよ。高いモノには高い理由ってのが大体あるもんですからね。

 

さて、エントリーロードと言っても星の数ほどありますが、基本的には同じ価格帯なら自分の気に入ったデザインのバイクを買うのが良いです。これは自信持って言えます。エントリーロードの性能差なんて微々たるものですし、ちょっとやそっと性能が良くても気に食わねえ見た目だとそもそも乗る気になりません。乗らなきゃロードだろうがママチャリだろうがただの盆栽です。

ただ、同じフレームでコンポの選択肢が複数あった場合は、人にもよりますがリア11速の105以上にしといた方が後々後悔しないと思います。別にSORAとかTiagraの性能がクソと言いたい訳ではないです。おれのオプティモは10速のTiagraモデルですが、見た目もそこまで安っぽいなんてことはありませんし、変速もスパスパキマります。フツーに乗っててリアが1枚少ないデメリットをそこまで味わう事も無いです。上位モデルに劣らないとは言いませんが、コンマ1秒を争うとかじゃなきゃ別に気にならない程度です。気になる人もいるでしょうが。

じゃあなんで105を勧めるかって話ですね。最初に人によるって書いたのは105を買った方がいいタイプとそうじゃないタイプがいるからです。おれは前者なので、まずはそっちの視点から書かせてもらいます。

ロードに乗り始めてしばらく経つと、新しい機材を導入したいって欲求に駆られて夜も眠れなくなるようになる人がいます。これが105以上を買った方がいいタイプです。他にもエントリーロードをコツコツカスタムしたいって人もこのタイプです。

なぜかっつーと、上等なパーツでカスタムしてゆく時に、Tiagra以下では上位コンポとの互換性という壁が立ちはだかるからです。現在シマノのロードコンポはDURA-ACE,ULTEGRA,105が11速、Tiagraが10速、SORAが9速、Clarisが8速といった具合で構築されています。これで大体お察しかと思いますが、基本的にコンポは同じ段速のものしか互換性がありません。シマノの公表している互換表だと、Tiagra以下が105以上のパーツをポン付けできるのはブレーキだけです。非公認というだけでクランクなどは大体使えるっぽいですけどね。

更に現行Tiagra4700番台に至っては、過去の10速コンポとの互換性すら全くありません。ワイヤーの引き量やらチェーンの規格やら何から何までロードコンポでは孤立しています。カッコよく言えば孤高の存在ですが、単にコンポ変更の自由度がめちゃめちゃ低いってことです。大体の場合で全とっかえを強いられます。

で、105以上を買う必要が無いタイプってのは、ここまでの問題点を読んで、何が悪いの?別にカスタムとかする必要無いじゃん!って思ったような人です。別にロードバイクにハマったら高いパーツを付けろなんて決まりは無いですからね。先述したようにTiagraでもSORAでもそう不自由することは無いので、そういう人はカラーリングやお財布と相談してお好きなのをお求めください。

 

 そうそう、よくこの手のブログやら雑誌やらを見ていると、ブレーキは105以上にしとけ、という意見を見受けます。確かに105以上ではSLR-EVなる機構が採用されていてTiagra以下よりも優れるようですが、購入と同時に取っ替えろってのはやややり過ぎな気がします。ブレーキの効き具合ってのは乗る人の握力や体重によっても左右されるものなんで、おれは一概に105以上への交換を押し付けるのは違うと思ってます。現に、体重55kgくらいのヒョロガリで握力は50kgちょいの握力優勢タイプ(?)のおれは、Tiagraブレーキの効き具合に不安を覚えたことはありません。なので、ブレーキの交換は乗っていて不安を覚える局面と遭遇したら考え始めるのでも遅くないと思います。

 

ああ、オプティモの話をしてませんでしたね。いい自転車ですよ、はい。いやホントに。

まず、グラフィックが派手すぎず塗装にも高級感があり、デフォでコンポが全てシマノ製で統一されてるのは得点高いです。走り出してみても、上位のCAAD12と同一のジオメトリが功を奏しているのか、コーナーもスパッと気持ちよく曲がれますし、どうやら衝撃吸収性が良いらしく、ダウンヒルで60km/hくらいで飛ばしても怖さを感じることもありません。乗り心地もかなり良い方だと思います。フレームがちと重いのが珠に瑕ですが、この価格帯ではよくできたバイクでしょう。人に胸張って勧められます。

 

 

長くなりましたが、以上がおれの考えるエントリーロードのすゝめでした。

ファースト・バイクを決めかねている諸兄の参考に少しでもなれば幸いです。